押しバネの製造工程(焼入、研磨、測定)バネラボ中田発條製作所

バネのこと

お疲れ様で〜す。中田発條製作所です!

週明け月曜日、今日は朝からハツコはバネを研磨します。

押しバネを巻きます

押しバネを機械で巻きます。

今日のバネはSWPB2.0Φ 外径24高さ50

中田発條製作所にとっては一番太い線径です。

この機械で巻きます(写真は左巻きのものを巻いています。)

この機械で線径0.6ミリ〜2.0ミリのものが巻けます。

巻いたバネを焼入れ

巻いたバネを焼入れ(熱処理)します。

355度で焼きます。

強度を出し、バネがヘタらないようにするためです。

焼入れの機械(電気炉)
左の少し黒い方が焼入れ済み、右の方が生です

研磨する

バネの両端を削るために研磨する

線径が太いので、2回研磨します。(うちの研磨機は小さいので)

二回目は一回目をひっくり返して研磨します。

仕上がったら、ノギスで一つずつ測ります。

今回のこの品物は荷重を出さなくてよかったので、試験機(荷重測定機)はかけてません。

大抵のものは試験機で測定します。

研磨機
1回目研磨済み
ノギス。バネ屋さんにとって欠かせないもの(コナンくんで例えると声を変える蝶ネクタイかな)「ちょっとちゃう〜」って突っ込みました?

このように大変x2地味な仕事です。

でもこの商売を始めた頃はこの研磨機がなかったんです。

だから社長が一個ずつグラインダーで削って、めっちゃ大変やったんです。

「指が痛い〜」って叫んでましたわ

手で削っていた頃の写真「痛々しい〜」

ホンマにあの頃のことを思うと頭が上がりません。感謝してます!

今回は押しバネの製造工程を書いてみました。

ではこのへんで、おおきに!

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